型取りしないで口腔内スキャナーを用いて作製するインプラントについて歯科技工士の立場から率直な意見を書いていきます。
興味のある方はご覧ください。
インプラント(歯科インプラント)とは、失った歯を補うために顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。通常、チタン製の小さなネジのようなものを顎骨に埋め込み、そこにセラミックやジルコニアなどで作られた人工歯を固定します。これにより、見た目も機能も天然の歯に近い状態を再現することができます。
主な治療ステップ
①インプラントの埋入
チタン製のインプラント体を顎の骨に埋め込みます。手術は局所麻酔で行われ、痛みを最小限に抑えます。
②骨との結合
インプラントが顎骨と結合するのを数ヶ月待ちます。この期間にインプラントがしっかりと固定され、安定します。
③アバットメントの装着
骨に結合したインプラントの上に「アバットメント」と呼ばれる接続部品を装着します。
④人工歯の装着
最後に、アバットメントの上に人工の歯(クラウン)を装着し、治療が完了します。
メリットは天然歯に非常に近い見た目と機能を持ち、適切なケアを行えば、インプラントは10年以上、時には一生使用可能です。また、義歯やブリッジに比べよく物が噛めるようになります。
デメリットは骨との結合に時間がかかるため、全体の治療期間は数ヶ月から1年以上かかることがあり、他の治療法(入れ歯やブリッジ)に比べて費用が高くなります。また、手術を伴うため、感染や合併症のリスクが少なからずあるのも事実です。
最後にインプラント治療は、口腔環境や健康状態によってうまくいくかどうかが左右されるため、歯科医と十分な相談を行った上で治療することをお勧めします。
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